「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会」より。宇宙を語左から庵野秀明、戦艦ら作出渕裕、ヤマトこけてうイベントレポーり氷川竜介。の先に向新た秀明 大きなサイズで見る(全18件) 庵野秀明が友永和秀に「責任取ってくださいね!ト動」「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会」ポスター[拡大] イベントでは「宇宙戦艦ヤマト」のTVシリーズ第1話となる「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」を、50年前の放送日時の同日同時刻に上映 。戦艦ら作また8mmフィルム版「宇宙戦艦ヤマト」第1部「さらば地球よ」 、ヤマトこけてうイベントレポーり第2部「神よ、の先に向新た秀明ガミラスのために泣け」、の年第3部「愛に生き 愛に死す」が、劇場では初公開された
。 第1話について、出渕は「構成が素晴らしい
。主役が沈没船としてラストに出てくるという、この象徴的な絵がシビれます」とコメント。アニメーターの友永和秀の作画によって“「ヤマト」の沼にハメられた”と語る庵野は「友永さんのせいですからね! 責任取ってくださいね!クラウン gr」と主張し、出渕も「同意する」と笑った。 当時、「宇宙戦艦ヤマト」と同時間帯に放送されていた「SFドラマ 猿の軍団」を「まだ大丈夫 、まだCMだ」とCM中にザッピングしながら視聴していたという話で盛り上がる3人 。[拡大] また庵野は作中の「波動砲にシビれた」と言い 、「波動砲の電源を切れ 、というところから実際にカチッと電源を切るというところまで 、2分10秒もかかっている」と言及。出渕は「長いよね」と相槌を打ち、氷川も笑いをこぼす。庵野は「その2分10秒が素晴らしい 。大砲を一発打つのに2分10秒もかけている“テレビマンガ”なんて 、当時はなかった
。ツッコミどころもいっぱいあるんだけど、そこも含めての愛情」と思いを語る
。 「宇宙戦艦ヤマト」場面カット[拡大] それを受けて氷川は「自分は『ヤマト』は“元祖ツッコミアニメ”と言っているんです 。それまでは“テレビマンガ”にツッコむ人なんていなかった 。リアリティレベルが高いからツッコみたくなる」と意見。出渕も「好きなくせに、ツッコんでくるSFの(知識がある)先輩っているわけですよ。それに対してトンチを駆使して『これはこういうことなんですよ、たぶん』っていうふうに言い返していたのが、当時の自分」と振り返り 、庵野は「それの集大成が『2199』なんだよね」と補足すると「まさにその通り」と出渕は頷いた。 「何かしなきゃいけない」という気持ちにさせられるアニメ左から出渕裕
、氷川竜介。[拡大] 放送当時 、高校在学中から「宇宙戦艦ヤマト」のファンクラブであるヤマト・アソシエイションに参加していた氷川。制作スタジオ内に訪問した際には、現場の貴重な資料を集めては自身のもとで保管していた。氷川は「(制作)現場でお預かりしたこの資料をなんとか後世に残さねば」という思いを抱いていたと言い
、「このアニメって『何かしなきゃいけない』っていう気持ちにさせられるアニメなんです」と発言 。出渕は当時の氷川の行動力に「当時はそんなこと考えもしなかった」と感心する様子を見せながらも、氷川が口にした「何かしなければいけない」という衝動に共感し、「だからこそ50年経っても残していかなきゃいけないと思うし 、人に伝えたくなる 。布教活動をしたくなる作品」と「ヤマト」への熱い思いを言葉にした。 「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会」より 。[拡大] また自身が「ヤマト」の深みにハマった理由について、氷川は制作スタジオに遊びに行くようになった際
、アニメーションディレクターの石黒昇から話を聞いたことを振り返る
。「石黒さんは 、エフェクトアニメーションに憧れてアニメーターになったという話を聞いて
。エフェクトアニメーションが何かというと、ディズニーには昔からそういう部署があって、簡単に言えば特撮っぽいもの……水とか火とか
、キャラクターじゃないものを描くセクションがある。『そこに凝るといいんだ』と話していて
、自分の中でいろいろ腑に落ちたんです。アニメの中に特撮があるからこの作品を好きになったんだ」と納得し、「『ヤマト』では庵野さんが言ったような(長時間を使って)段取りを全部描くということと、エフェクトアニメーションがストーリー以上に主張してくる。でも主張してるからストーリーに厚みが出て、信じられるものになっている」と説明した。 自身のコレクションとしてではなく、後世のために残しておく「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会」より
。[拡大] またトーク中には、第1話と第21話のノンテロップバージョンのオープニングを上映
。ノンテロップバージョンのテープを「本当に探していた」と言う庵野は「倉庫で見つけたときは感無量でした。『ああっ! あるじゃんここに! それも3つ!』」と当時の興奮を伝える。加えて、第21話のオープニングのノンテロップ版にメインタイトルのロゴと、氷川が保存していた未使用カットを追加したバージョン、さらに第2話以降のエンディングのノンテロップバージョンも公開された 。 |